レイアウトデザインの基礎要素.
昨日に引き続き,デザインのお勉強のはなし.
今回は基本的なレイアウト方式について色々.
揃える.
人は物が複数あると関連性を見出そうとする.全体の意味を自然と考える.
揃えるのは最もわかり易い関連性.仮想のラインが見えてくる.
法則を作り上げるのがデザイン.(身近なものの中の法則を探してみる)
デザインは設計なので,作業の手順として計画性が必要.
揃えることの計画性
- 補助線の使用
配置の基準となるところに補助線を引いてみる.
これによりデザインの可能性を視覚的にできる.
- グリッドの使用
グリッドを用いると,全体から細部を作り込む構成法ができる.
デザインの制約(全体の大きさとか,デザイン出来る範囲)を意識して作れる.
細部から全体像を作る補助線,全体から細部を作るグリッド.
これは相反する考えではなく,互いに補完し合い,デザインの可能性を広げる.
繰り返す.
デザインの中で繰り返しを用いる事で,個別の間隔ではなく,その先にある意図が伝わるようになる.
決まり事,法則に従っても,それが繰り返されないと認識されにくい.(意図が伝わりにくい)
繰り返す事で法則が証明される → 意図が伝わる.
繰り返しはデザインの中で法則を認識させる役割をもつ.
分割と対比.
複数の情報を整理するには,違いを明確に表現することが必要.
(ex:黒と白, 文字と写真, 高密度と余白)
分割で機能的に.分割された空間ごとに役割を割り当てる.
分割は見栄えのためだけではない.
余白.
余白を使って伝えたい事を強調する.
うまい余白には緊張感がうまれる.
"余白を使って何を活かすのか"が大切. 余白そのものには意味はない.
見出しに太文字を使う事がよくあるが,同じ表現でも周囲に余白をとれば
目立つ.
デザインで目立つか目立たないかは相対的である.
派手な表現で騒がしくするよりも余白で十分目立つケースもある.
デザインする力.
普遍的な美しさも大切.だが,自分自身の美意識をもつことが,より一層デザイン力を向上させることになる.
揃える,繰り返す,分割する,余白をつかう.
これらの内的要因をうまく使いこなすことがまず大前提なんだろうな.
美しく,言葉で表現できるように.意図が伝わるように.
なかなか楽しく奥深い><