文法その1 宣言。
あ、文法どうこうの前に、Objective-C(以下OC)はクラスをつくっていくのには2つの記述が必要なんです。
まず、クラスがどんなインスタンス変数を持っているか、どういうメソッドをもっているかということを定義する部分。
この「クラスの宣言」ファイル。
そして、宣言したメソッドの内容を書く部分。「クラスの実装」ファイル。
この二つで成り立っています。で、これを別々に書かないといけないわけでして。
それぞれ拡張子が、宣言が.h(header) 実装が.m(method)で、OCでプログラミングする際はこの二つのファイルを作っていくことになります。
さて、それではクラスの宣言から。
まずフレームワークを読み込みます。C言語で言う #includeの部分。
#import <フレームワーク(Cocoa/Cocoa.hなど)>
こういった形で読み込みます。簡単ですね。
次にクラスの宣言。
@interface 新規クラス : 親クラス { } @end
まず「@interface」これで、クラスの宣言を開始します。
終了は「@end」この二つの間に色々と処理を書く訳です。
継承の形はC++とほとんど一緒ですね。
次はインスタンス変数の宣言。
といっても、クラスの宣言のなかの中括弧の中に変数を加えていくだけです。
@interface 新規クラス:親クラス { int a; int b; char c; } @end
今回は以上。次はメソッドの宣言〜実装について。